伝えたい言葉 履歴


回 心


  自分が可愛い
  ただそれだけのことで
  生きていた
  それが深い悲しみとなったとき
  ちがった世界が
  ひらけて来た     
                  浅田正作


 そのうち
そのうち、お金がたまったら
そのうち、家でも建てたら
そのうち、子どもから手が離れたら
そのうち、仕事が落ちついたら
そのうち、時間のゆとりが出来たら
そのうち、そのうち、そのうち、……
できない理由を繰り返しているうちに、結局、何もやらなかった
むなしい人生の幕がおりて、頭の上に寂しい墓標が立つ
そのうち、そのうち、日は暮れる
今来たこの道、帰れない    
              
           「後生の一大事」宮城 20p 法蔵館 2004年から


 発車駅の東京も知らず、横浜も覚えがない、丹那トンネルを過ぎたところで薄目をあける。静岡あたりで突然乗っていることに気づく。そして名古屋の五分間停車のあたりから窓の外を見てきょろきょろしはじめる。この列車はどこへゆくのかとあわてだす。もしそんな乗客がいたらみな吹き出すに決まっている。その無知な乗客を哀れむに違いない。ところが人生列車は全部の乗客がそれなのだ。

       吉川英治『人生列車


 梨の木が梅の実を成らさないからといって
 咎め立てをしない
 それが人間としての義務だ
                    アラン



 「悲しみの意味」

   冬があり夏があり
   昼と夜があり
   晴れた日と雨の日があって
   ひとつの花が咲くように

   悲しみも苦しみもあって
   私が私になっていく
                   星野富弘



おはよう、と言えたらすばらしい。

こんにちは、と言えたらカッコいい。

いただきます、と言えたら絶好調!

ありがとう、と言えたら天才だよ。

       「佐賀のがばいばあちゃん』…徳永サノ

  「きく」
よろこびが集まったよりも  悲しみが集まった方が
  しあわせに近いような気がする  
強いものが集まったよりも  弱いものが集まった方が  
  真実に近いような気がする
しあわせが集まったよりも  ふしあわせが集まった方が
  愛に近いような気がする    (星野 富弘)




まさに、今日、作すべきことを熱心に作せ。誰か明日の死を知っていようか。
(マッジマ・二カーヤ 三巻187頁 原始経典 仏陀の言葉)